Home美容トピックアルカリカラー塗り分け

アルカリカラー新生部と既染部の塗り分け

当店ではアルカリカラーの施術の際、原則として新生部と既染部を過酸化水素水濃度を変えて塗り分けております。サロンによっては塗り分けせずワンタッチ塗布が主流のところもいまだにありますが、早期の褪色やダメージレベルアップの問題から塗り分けが重要であると考えております。

ワンタッチカラーの繰り返しは褪色が早い

地毛を明るくするカラーのワンタッチの施術は繰り返す程に褪色が早くなります。アルカリカラーは酸化反応により地毛のトーンアップと染色が行なわれます。褪色した部分はさらなる明るさを求めない限り色味だけ入れば充分なはずですが新生部をトーンアップ出来る薬剤をそのまま既染部に塗布することで既染部のアンダートーンは必要以上にアップします。アンダートーンが明るくなる程に褪色は早く感じます。またトーンアップには酸化力が必要なため2剤の過酸化水素水濃度を上限の6%で使用することが多いので、根元よりダメージレベルの高い既染部のダメージがさらにアップしてしまいます。ダメージレベルがアップしてしまうと褪色が早くなります。これが「負の褪色スパイラル」です。

リタッチのみの回数を増やす

「あまり褪色が気にならないが新生部が気になる。」という方は新生部のみカラーリングする手法のリタッチにしましょう。
塗り分けの場合、既染部は過酸化水素水の濃度を下げて負担軽減に努めますが、既染部の色味でも大丈夫な場合は無理に毛先に薬剤を塗布する必要は無いと思います。リタッチをサイクルに有効にいれてさらに負担軽減していきましょう。

永くつき合えるのはサロンカラー

現在のホームカラーの市場は750億円規模といわれており、今後さらに伸びると思われます。安価でお手軽な商品もたくさんあります。しかしながらワンタッチの繰り返しによるダメージ、また色ムラなどの失敗はつきものです。過酸化水素水濃度を変える事も出来ませんので、毛質、ダメージレベルに合わせた薬剤のチョイスは不可能です。ホームカラーをされる方は薬剤の特性を充分に理解した上で正しい使い方をして負担軽減に努めましょう。

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