Home美容トピック還元剤

還元剤について

パーマ液やカーリング剤でウェーブやカールを形成する上で欠かす事の出来ない還元剤。パーマは還元反応(1液によって毛髪内部のシスチン結合を切断)と酸化反応(2液によって再結合させる)で行われます。パーマ液やカーリング剤に配合されている還元剤には現様々な種類がありそれぞれに特徴があります。
髪質やダメージレベル、求めるスタイル、質感によって向き不向きがあります。このリストはこの薬剤が一番良いと言う事を表すものではありません。

医薬部外品
チオグリコール酸アンモニウム アルカリ性で還元力が強いのでしっかりとしたウェーブが得られますが揮発性が高いためツーンとする刺激臭があります。揮発性が高い分、髪の残留アルカリ度は低い。
チオグリコール酸モノエタノールアミン アルカリ性で還元力は強いのでしっかりとしたウェーブが得られます。チオグリコール酸アンモニウムより揮発性が低いので刺激臭は少ないですが、髪の残留アルカリ度はやや高いので、すすぎをしっかりとする必要があります。
システィン類 (L-システィン、DLシスティン、アセチルシスティンなど) 還元力はチオグリコール酸系に比べてやや弱いです。刺激臭は少なく、毛髪自体の損傷も低めで、チオ系ウェーブよりも柔らかい質感です。しかし薬剤の粘性が高く、ヌメリが残りやすいので、パーマ後のすすぎをしっかりしっかりとする必要があります。
チオ乳酸 資生堂が開発した医薬部外品のパーマ剤成分としては実に三十年以上ぶりに認可された有効成分。チオグリコール酸系パーマ剤と遜色ないしっかりとしたウェーブ形成力がありながら、髪へのダメージはずっと少なく、ヘアカラー後の毛髪に使用したときの色落ちが少ないといった特長があるようです。
化粧品
システアミン 医薬部外品ではなく化粧品認可になります。弱酸性でありながら、しっかりとしたカールが得られます。膨潤度が低いので毛髪内部の間充物質の流失が少ない
サルファイト 化粧品認可の還元剤でアルカリ性ですが毛髪に対する作用が穏やかで毛髪の損傷が非常に少ない。ブリーチ毛にもウェーブを出す事が可能です。還元力が弱いのでロッドを細くしないとかかりません。
チオグリセリン 化粧品認可で中性の還元剤。システアミンよりも感作率が少ないと言われています。
ラクトンチオール(スピエラ) 昭和電工が開発した新還元剤でスピエラと名付けられています。酸性でありながら、システィン類に匹敵するウェーブが出せます。酸性域で毛髪が膨潤することなく還元が進んでいくためにやや還元速度が遅いので施術時間はやや長くなりますが手触りは抜群です。化粧品認可のカーリング剤です。
ページトップへ
スポンサードリンク
Copyright (C) K2u Produce C-pirica All Rights Reserved.